お得意様の皆様、日頃からのご愛顧に組合員を代表して感謝を申し上げます。
ご指導、ご支援をいただいております関係機関の皆様におかれましては、ご教示ありがとうございます。
石狩湾新港は昭和48年の建設着手、平成6年6月道内11番目の貿易港として開港いたしました。これまで東アジアとの間で定期コンテナ航路を開設するなど、本道の日本海側国際物流拠点としての機能の充実のほか、洋上風力発電、太陽光発電等の再生可能エネルギーの活用など「エネルギー基地」として発展を続けております。また、港を核として整備された石狩湾新港地域は総面積3,000㌶の工業流通団地に機械・金属・食品などの製造業、倉庫・運送などの流通業など750社を超え、約20,000人が就業する国内有数の企業集積を誇る地域となっております。
石狩新港機械金属工業協同組合は、今年で設立43年(1981年設立)になります。国の中小企業工場等集団化事業に参画すべく、石狩の広大な土地に将来の企業規模拡大、発展を目的として集団化を目指したものであります。昭和59年第1次高度化資金交付を受けて第1期工場建設に7社が着手しました。当時の経済環境は厳しさ真只中であり、不況の風をまともに受けた組合員の中からは倒産や脱退が相次ぎ不安の中での工場立地でした。平成2年度までに30社が立地創業し、大企業1社と合わせて31社が第1次基本計画に参画し工業団地を形成、更に第1次補完事業、第2次補完事業により集団化を完了しました。現在の組合員数は33社です。組合員企業が建設した総投資額は163億円余りであります。この間、第2次オイルショックやバブル経済の崩壊、その後の経済環境悪化など多くの困難がありましたが、阿部武房氏(初代理事長)、佐藤三男氏(二代目理事長)、阿部仁氏(三代目理事長)のリーダーシップと組合員、組合役員の頑張りで、今日の歴史を刻むことが出来ました。当組合は共同受電事業を核として、福利厚生、教育・情報、団地及び施設の管理、安全衛生協力会、太陽光発電会社等、主要事業を充実させることが組合員の負託に応えることであり、組合員企業が事業の遂行、発展に努め良い会社になり続けることが組合の力となるのだろうと確信しております。石狩新港機械金属工業協同組合の組合員であることがステータスであるような組合を目指したいと思っています。皆様に日頃からのご愛顧に感謝を申し上げご挨拶といたします。
2024年(令和6年)8月